レバータンブラー錠

レバータンブラー錠というのは１８世紀のイギリスでジェレミア・チャブという人によって発明された鍵です。対応する鍵でないと開けることができない鍵で、氏はこの鍵によって特許を取得しました。されに政府から賞金も授与されるほどの発明だったのです。

このような古い鍵を現在も使用している建物がかろうじて残っています。
たとえば築４０年以上経過しているような雑居ビルだと未だにこのレバータンブラー錠を使っていることがあります。
最近はレトロな建物がテナントとして利用されていたりして若い人でも古い建物をおしゃれだとかかっこいいと好んでいるのです。

たしかに、このような古い鍵には味わいがあります。
しかし、防犯的にいうと不安が残ります。
扉を開け閉めするのに使われるのは棒鍵というシンプルなものです。
そして鍵穴を除けば室内を見渡すことができて非常に危険といえます。

真鍮製の飾り錠前やドアノブを好んでそのまま使われる方も多いようですが、防犯を考えるのであれば鍵を交換しておいたほうがいいでしょう。

もしどうしてもその鍵をそのまま使いたいのであればいっその事鍵穴を塞いで完全に飾りにしてしまい、防犯性の高い鍵を取り付けてそちらを使用するなどとしたほうがいいかもしれませんね。